元氣つばさ設計事務所


長方形の敷地に対して建築をL字に配し、法規上最大限に建てた残りの外部空間を1階は駐車スペースとして、その上部は白いメッシュスクリーンで囲まれたグレーチングテラスとする。

矩形に残した外部空間を室内から延長した空中のテラスとすることで、この敷地に対する最大限のLDK空間が可能となった。

紗幕とは、舞台装置に用いられる紗でできた半透明の緞帳のことである。

光の方向により、幕の手前だけ見せたり奥だけ見せたり、あるいは静かに揺れながら空気の動きを視覚化し、様々な演出が可能となる。

昼間はマッシブな壁のように固く、夜はうっすらと光を拡散させる行燈のように柔らかく。

テラスに架けられた白いメッシュのスクリーンは、家族のプライバシーを守り、光と風を通しながら様々な表情をつくりだす。


紗幕の家

所在地 東京都杉並区
用途 住宅
竣工 2010年8月
構造 木造
規模 地上2階
施工 匠陽
写真 坂下智広